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P8コートで凍結防止剤・融雪剤を除去する!
東京など雪が少ない地域でも道路が凍結したときに撒かれるのが凍結防止剤です。
あの白いつぶつぶです。
塩化カルシウムとか塩化ナトリウムとか、「塩」ですね。
2015年2月6日(金)、前日に降った雨・雪が凍ると予報が出ていたので夜のうちに撒いてくれたのでしょう。
おかげで道路が凍ること無くバイクでも移動できました。ありがとうございました。
ですが、水溜りや轍に残った水には塩が溶けていて、海水のようになっています。
この水の中を走っているので、足回りや泥除けの内側には塩水が飛び散っています。
この水が乾燥するとどうなるかといいますと、
![融雪剤が撒かれた冬の道路を走った後(スズキアドレス)](https://www.kasaikobo.jp/referencebook/wp-content/uploads/2019/10/how-to-remove-antifreeze_02-640x480.jpg)
乾燥して水分が無くなると、塩だけが残って白くなります。
![融雪剤が白く付く(スズキアドレス)](https://www.kasaikobo.jp/referencebook/wp-content/uploads/2019/10/how-to-remove-antifreeze_03-640x480.jpg)
用意するクリーティングコートは「P8コート」
黒色の樹脂(プラスチック)や足回りなどの汚れ落としや保護にはP8コートなんです。
![](https://www.kasaikobo.jp/referencebook/wp-content/uploads/2022/12/p8_L-rotated.jpg)
直ぐに使い始められるスポンジ等が付属します。
- スポンジ(1個)
- 竹串(1本)
<BASEの商品ページを見る>
以下のタオルや軍手は別途ご用意ください。
- タオル
汚れを軽く拭き取ったり、噴霧後ある程度乾いたP8コートを拭き取るために使います。
施工時の写真で登場するような一般的なキッチンタオル、それに似た柔らかいタオル、ウエスをご用意ください。 - 手袋(軍手など)
スポンジで擦るときやタオルで拭き取るときに、はめます。
軍手でも薄いゴム手袋でも構いません。
ゴム手袋を使えば手が汚れずに済みますが、スポンジやタオルを扱う時に少し滑るので施工しにくいかもしれません。
P8コートは雨や洗車で徐々に流れ落ちますので、定期的なお手入れが必要です。
施工方法は簡単。吹きかけて時間を置いてからタオルで拭く。
ここで、試しにホイール用に使うP8コートがたっぷり染み込んだ黒タオルで白くなった部分を拭いてみます。
![融雪剤をタオルで落とす(スズキアドレス)](https://www.kasaikobo.jp/referencebook/wp-content/uploads/2019/10/how-to-remove-antifreeze_04-640x480.jpg)
もともとP8コートで仕上げてあるので、軽く拭けば落ちるだろうとやってみますが、
![融雪剤をタオルで落としても残る(スズキアドレス)](https://www.kasaikobo.jp/referencebook/wp-content/uploads/2019/10/how-to-remove-antifreeze_05-640x480.jpg)
少し力を入れて拭いても変わりませんでした。
意外と頑固でしたが、心配ご無用。
私たちにはP8コートがあります。これで簡単に除去してしまいましょう!
ちなみに、
今回仕上げている場所は雨の日はしっかり雨水に当たりますが、水圧が強力な高圧洗浄機を使って予め凍結防止剤を落とすことは少々危険です。
ですから、いきなりP8コートでの仕上げです。
もし水を使って予め凍結防止剤を(粗くでも)落とすなら、高圧は避けたほうが良さそうです。
P8コートで細部の凍結防止剤もしっかり除去
早速P8コート登場です。
1週間放置しただけでも必ず成分が分離(容器底に半透明な成分が溜まります)しますので、事前によく振って混ぜておきましょう。
![P8コートを用意(スズキアドレス)](https://www.kasaikobo.jp/referencebook/wp-content/uploads/2019/10/how-to-remove-antifreeze_06-640x480.jpg)
方法は、呆れるほど簡単で、とにかく満遍なく吹きかけます。
![P8コートを直接吹きかける(スズキアドレス)](https://www.kasaikobo.jp/referencebook/wp-content/uploads/2019/10/how-to-remove-antifreeze_07-640x480.jpg)
200ml容器のプッシタイプだと少々辛いですが、でもしっかり霧状にして吹きかけます。
吹きかける量は、多めです。
もったいないと思わず、多めにかけてください。
垂れるまでかけます。
![P8コートを垂れるほど吹きかける(スズキアドレス)](https://www.kasaikobo.jp/referencebook/wp-content/uploads/2019/10/how-to-remove-antifreeze_08-640x480.jpg)
なぜ垂れるまで掛けるかというと、細かい部分にまで行き渡らせるためと、P8コートに溶けだした塩をP8コートと共に流れ落とすためです。
これで、ある程度乾くまで待ちます。
![P8コートを吹いて放置(スズキアドレス)](https://www.kasaikobo.jp/referencebook/wp-content/uploads/2019/10/how-to-remove-antifreeze_09-640x480.jpg)
ある程度というのは、時期によっても変わりますが、30分でも1日でもいいです。
![P8コートが融雪剤を溶かす(スズキアドレス)](https://www.kasaikobo.jp/referencebook/wp-content/uploads/2019/10/how-to-remove-antifreeze_10-640x480.jpg)
ほとんどの白い塩がどこかに行ってなくなったように見えます。
P8コートに溶けて流れ落ちたり、溶けた塩を含んだP8コートが表面で乾いて見えなくなったのです。
まだポツポツと残っていますが、この後にタオルやブラシで除去するので大丈夫です。
![乾いたP8コートをタオルで拭く(スズキアドレス)](https://www.kasaikobo.jp/referencebook/wp-content/uploads/2019/10/how-to-remove-antifreeze_11-640x480.jpg)
タオルで拭くと、はじめは張り付くようなベトッとした感じですが、拭いていくうちにツルッとしてきます。
白いポツポツが無くなって、ツルッとしたらOKです。
![細部は歯ブラシや竹串で(スズキアドレス)](https://www.kasaikobo.jp/referencebook/wp-content/uploads/2019/10/how-to-remove-antifreeze_12-640x480.jpg)
タオルで拭き取ったのは、あくまでも余ったP8コートの成分です。
吹きかけた素材にはP8コートの保護膜が残りますので、汚れが付き難くなり素材の劣化防止に役立ちます。
![P8コートで仕上げ後の状態(スズキアドレス)](https://www.kasaikobo.jp/referencebook/wp-content/uploads/2019/10/how-to-remove-antifreeze_13-640x480.jpg)
…たったこれだけで終わりです。
手順も作業も簡単です。
そして、素材の色、艶が素敵な美しさに見えるようになりました。
錆びてから困らないように
雪シーズンや海シーズンが始まる前と雪や海へ出かけた後は、足回り、下回りをP8コートでアフターケアしましょう。
ボディの底は作業し難いかもしれませんが、P8コートをただ吹きかけるだけなので、愛車を長く乗りたいなら、後のことを考えて錆予防はしっかりやった方がいいですね。
完全にサビを予防することは難しいですが、放置したりただ水洗いしただけの場合よりいいと思うんですよね。
沖縄の人も新潟の人も、たぶん北海道の人も、水洗いとP8コートの施工をうまく使っていますから。
あらためて…今回使ったクリーティングコートは「P8コート」
![](https://www.kasaikobo.jp/referencebook/wp-content/uploads/2022/12/p8_L-rotated.jpg)
直ぐに使い始められるスポンジ等が付属します。
- スポンジ(1個)
- 竹串(1本)
<BASEの商品ページを見る>
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