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- Q柔軟剤を使って柔らかくなったタオルは洗車やワックスの拭き取りに使えますか?
- A
柔軟剤を使ったタオルは、水やクリーティングコートの吸収・吸着が悪くなるので、オススメしません。
柔軟剤を使うと吸収・吸着しにくい状態になる
柔軟剤を正しく使ったタオルは柔らかくふわふわなので、傷を入れる可能性は減るのでとてもよさそうです。
しかし、水洗いタオルだと水を吸わなくなり、ピッチレスコート用だと余分なピッチレスコートを吸わなくなり、P8コート用としてもP113用としても同様なので、実際は非常に使い勝手が悪いです。
窓ガラスコート用として使った場合は、塗って乾いた粉状になった窓ガラスコートをかき落とす&タオル表面に吸着させる感じなので、大きな影響は無さそうですが、実際に試してみると若干拭き取りにくい(吸着したはずの粉状になった窓ガラスコートがタオルから落ちやすい)ことがありましたので、やはり使い勝手は良くないです。
理由は簡単、肌触りを良くするために繊維の表面をツルツルする柔軟剤の成分で覆ってしまうので、繊維が水やクリーティングコートを吸収・吸着しにくい状態になっているのですね。
静電気を防止してくれる効果がある柔軟剤だと、静電気バチバチな冬には助かるかもしれませんが、タオル本来の機能が十分発揮できません。
ですから、柔軟剤を使ったタオルは触り心地が気持ち良くても、洗車には使いません。
洗い方や乾燥のさせかたに注意する
新品のタオルは糊が効いていることがよくあり吸水性が悪いので、糊が落ちるようにしっかり洗って(はじめに熱めのお湯で洗うと糊が落ちやすいです)、乾燥させてから使うと、吸水性が向上します。
洗った後の乾かし方は、叩いてパイルを立たせてから陰干しするか、乾燥機でうまいこと乾かせば、柔らかいタオルが出来上がりますので、お試しください。
柔らかさや吸水性がイマイチだと感じるときは、一度洗ってみるといいですね。
また、新品タオルは製造時のホコリ、糸くずなども付いているので、タオルでの拭き取り時にホコリがたくさん付くときは、一度洗うことをおすすめします。