2023年1月1日より、各クリーティングコートの付属品はスポンジと竹串のみになりました。タオルや軍手は各自ご用意ください。

黒色の鉄ホイールの汚れを除去。交換時ならホイールキャップに隠れていた部分や裏側もできる。

車のお手入れ

この記事は約 9 分で読めます

黒色の鉄ホイールの汚れの落とし方をご紹介します。

冬タイヤに交換するとき、またはその逆のときも、取り外したときこそホイールキャップに隠れていた部分や裏側をお手入れすることができますので、ぜひとも、タイヤ交換のタイミングにやってしまいましょう。

隠れていた部分のホイールの汚れをしっかり落とす!

冬や春にタイヤ交換したとき、ホイールキャップを外した時に、汚れているけど見なかったことにしよう…なんてことになった人、いませんか?

手が汚れるし面倒なので億劫に思ってしまうかもしれませんが、作業は難しくない(若干面倒かも)ので、一度チャレンジしていただきたいです。

吹きつけて乾いたら拭くだけですからねw

仕上げ前の状態をチェック

外したばかりの状態を見てみます。

ホイールキャップがはまっていたので軽く汚れている程度
水が流れた跡が残ってます
汚れとしては軽症ですね
ホイールキャップの留め具が接触していた部分は傷になっちゃいますね
裏側の汚れは表側より少し多め
普段手が届かないことで、汚れ以外にゴシゴシ擦ったような跡は無し
お手入れせずに放っておくといつかはサビが出ますね

用意するクリーティングコートは「P8コート」

直ぐに使い始められるスポンジ等が付属します。

  • スポンジ(1個)
  • 竹串(1本)

<BASEの商品ページを見る>

以下のタオルや軍手は別途ご用意ください。

  • タオル
    汚れを軽く拭き取ったり、噴霧後ある程度乾いたP8コートを拭き取るために使います。
    施工時の写真で登場するような一般的なキッチンタオル、それに似た柔らかいタオル、ウエスをご用意ください。
  • 手袋(軍手など)
    スポンジで擦るときやタオルで拭き取るときに、はめます。
    軍手でも薄いゴム手袋でも構いません。
    ゴム手袋を使えば手が汚れずに済みますが、スポンジやタオルを扱う時に少し滑るので施工しにくいかもしれません。

施工手順

タオルで汚れを大雑把に落とした後、P8コートを直接吹きかけてから、ある程度乾かし馴染ませたらタオルで拭き取るだけの、簡単作業です。

タオルで表面に付いた汚れを大雑把に落とす

まずは、今までタイヤやホイールに使っていたタオルで、表面を撫でるようにササッと軽く拭くだけです。

まだタイヤやホイールに使ったことがないタオルの場合は、タオル全体にP8コートを2〜3回吹きかけてから揉むようにしてから使うと、使いやすくなります。

ここでは、タオルで落ちる汚れだけを落とします。

無理に擦ってもキレイになることはまず無いのと、擦った跡を傷として残してしまうだけなので、ゴシゴシするのは逆効果です。

タオルを使って
軽く撫でるように汚れを払っていく感じ
サササッとで構いません
段差の部分も同じようにやって
ついでにタイヤの表面の汚れも払っておきましょう
表面も同じく
タオルで全体的に
汚れを払って
バルブ周辺も軽く落としておきます
同じくタイヤもやっておきます

タオル拭きでの注意は、裏側にはこのような若干尖り気味で微妙な隙間があるので、ここにタオルのパイルを引っ掛けて伸ばさないようにしてください。

伸びたパイルはまた引っかかるし、切らないと使いにくいのです。

注意したいのが、こんな角っちょ
タオルで勢いよく拭くと引っかかってパイルが伸びちゃいます
使いにくいので、切っておくといいですね

以上で軽く汚れを払いましたが、このような状態にしかなりません。(表側の写真を撮り忘れました)

表面の汚れが払われただけの感じが出てますね
色もうっすら白い感じですがこれでOK

(裏側)P8コートをまんべんなく吹きかける

軽く汚れを払った後は、とにかくまんべんなくP8コートを吹きかけます。

P8コートの消費量を減らそうと少なめに使うと、P8コートがかかっていない部分とかかった部分に差ができて仕上がりがイマイチになるので、少し多めに吹きかけてください。

吹きかけ過ぎても問題ありませんが、乾かすまでの時間がかかるのと、後々の拭き取りが面倒なので、ほどほどの量を吹きかけるのがいいですよ。

また、たっぷり吹きかけるので、下に新聞紙やダンボールなどを敷いて、床にP8コートが垂れないようにしておきます。

コンクリート床がツルツルしますので、コワイですよw

まずは新聞紙を敷いてから作業開始です
すでに敷いて作業してましたけど
P8コートは放置すると分離しますので、使う前に容器をよく振って混ぜておきます
手前に吹き付けようとスプレーを逆さまにすると出が悪くなるので
頭を上にして
まずは1/3くらいに吹きかけたら
自分がタイヤの周りを回って、さらに1/3
さらに回って残りの1/3を吹きかければ
全周に吹きつけられました
表面にたっぷりP8コートが白く付いてます

この方法、全周に確実に吹きかけられますが、下を向きながら自分が回転するので、クラクラしないように気をつけましょうw

(裏側)P8コートを乾かす

このまま表側にひっくり返してP8コートを吹きかけたいところですが、この状態でしっかりP8コートが汚れを浮かせてもらいたいので、一旦この状態で乾かしてしまいます。

このあと用事で外出したので、たぶん6時間ほど放ったらかしたと思います。

乾いて白い跡が無くなりました
ツヤツヤというより若干ベタベタな感じ
隅々までP8コートが行き渡っています

たっぷり吹きかけたときは乾くまでに時間がかかりますので、時間に余裕があるときにやれるといいですね。

ひとまずこの状態のまま、ホイールをひっくり返して表側の作業に移ります。

(表側)P8コートをまんべんなく吹きかける

表にひっくりかえして
同じように全体的に吹きかければ
こうなります
凸凹にも
ホイールキャップの爪の跡にも
バルブ周辺にも行き渡ってます
窪みに溜まってますがそのまま

もしP8コートの量を節約したいときは、吹きかける量を減らして、P8コートがかかっていない部分があればスポンジを使って塗り拡げても構いません。

(表側)P8コートを乾かす

今回は1時間ちょい乾かしました。

裏面と同じようなベタついた見た目になってます
バルブやウエイト周辺も同様ですね
一部分吹きかかっていないところがあったのでスポンジで均しました
スポンジを使ったのは写真の左下あたりにスジのようになっている部分です

(表側)乾いたP8コートを拭き取る

表側もしっかり乾いたら、あとは、乾いたP8コートをタオルで丁寧に拭き取ります。

拭きはじめは、P8コートがタオルに張り付くようになるので重く感じますが、ある時に急に軽く感じますので、そうなれば拭き取り完了です。

ここで、2枚用意したタオルのうち、1枚目で粗く拭き取り、2枚目で仕上げ拭きをするとキレイに仕上がりやすいです。

四つ折りにして厚みをもたせて
1枚目のタオルで、ゴシゴシせずに軽い力でまずは全体的に拭き取り
2枚目のタオルで、細部まで拭きムラが無いようにさらに軽い力で撫でます
(2枚目のタオルを使った写真が無かったので1枚目のタオルの写真で代用してます)
あるとき、重かったタオルが急にスッと軽くなって
(2枚目のタオルを使った写真が無かったので1枚目のタオルの写真で代用してます)
ホイール全体がタオル越しにサラッとした感触になります
これで拭きムラも無くなったら、拭き取り完了
見やすく光を当てているので真っ黒には感じませんが、黒さも艶も出てます
ホイールキャップの爪の跡は仕方ないです
エアバルブやウエイトの周りはもう少し攻めることができそうです
でも、ゴムのバルブは竹串等で攻め過ぎると傷めてしまうのでほどほどに

(裏側)乾いたP8コートを拭き取る

残るは裏側の乾いたP8コートを拭き取ります。

同じく、軽い力で丁寧に拭き取るだけです。

裏返したら
1枚目のタオルで尖った部分に注意しながら
ゴシゴシせずにまずは粗く拭き取って
続いて2枚目のタオルで丁寧に拭き取っていくと
急にツルッとした感触になるので、あとは拭きムラが無くなれば完了です

1枚目の粗く拭き取るタオルも、2枚目の仕上げに使うタオルも、拭き取っているタオルがP8コートをたっぷり吸うと、徐々に吸収が悪くなり拭き取りにくくなるので、そうなったら、まだあまりP8コートを吸っていない別のタオルに変えて拭き取るようにしてください。

拭き取りにくくなると拭きムラの原因になり仕上がりに影響します。

仕上がるとこうなります
拭きムラも無く
黒艶になりました

以上でホイールのお手入れは完了です。

拭き取ったタオルはこうなりました
左:2枚目の仕上げ拭きタオル 右:1枚目の粗拭きタオル

ここまできて何ですが、立て掛けて両面に吹きかけてしまえば場所も取らないし、表裏を一気にまとめて作業ができるので、横置きよりいいかもしれませんw

今回は縦に置くより横に置いて作業した方が解説しやすいと思いましたので、横置きで作業しました。

最後に、タイヤをお手入れ

保管するタイヤに何かを塗ることには賛否両論あるようですが、P8コートはゴムを劣化させにくいので、保管する前でも塗っています。

が、不安な方は塗らないでいいと思いますので、以降の作業は飛ばしてください。

タイヤ全体に吹きかければ
全体が濡れたような状態になりました
P8コートが吹きかかっていない部分をスポンジで均して
ホイール部分に飛んたP8コートを拭き取って
裏面完成
表側も
P8コートを吹きかけて
全体をスポンジで均して
ホイール部分に飛んたP8コートを拭き取って
表面も完成

タイヤに塗ったP8コートが乾いたら完成

P8コートを1日乾かした状態です。

テカテカ状態がしっとりした状態に
変な艶感が無いので落ち着いた感じに見えます

以上で全ての施工が終了です。

この後は、塗ったP8コートが落ちてくれば、ホイールもタイヤも黒艶が無くなっていくので、定期的に施工する必要があります。

裏側は取り外すとき以外はできませんので、タイヤ交換のタイミングでやっておくといいですね。

今回仕上げたものは3月末にはスタッドレスタイヤと入れ替わるので、次の冬に交換するときに、どんな状態になったかをまたチェックしてみます。

今回の黒色鉄ホイールの汚れの落とし方を簡単にまとめる

  1. 乾いたタオルで軽く払って落ちるだけの汚れを落とす
  2. P8コートをまんべんなく吹きかける
  3. P8コートが乾いたら(馴染んだら)、乾いたタオルで拭く

難しい作業は全くと言っていいほどありません。

P8コートをしっかり全体的に行きわたらせて、タオルで拭く時の力加減をうまく調節して作業すればうまくいくでしょう。

あらためて…今回使ったクリーティングコートは「P8コート」

直ぐに使い始められるスポンジ等が付属します。

  • スポンジ(1個)
  • 竹串(1本)

<BASEの商品ページを見る>

コメント(現在はコメントできません)

タイトルとURLをコピーしました