2023年1月1日より、各クリーティングコートの付属品はスポンジと竹串のみになりました。タオルや軍手は各自ご用意ください。

ちょっと待った!その汚れは水だけで簡単に落ちるかも。

アドバイス

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車もバイクも、色々な種類の汚れが付きます。

屋根がない駐車場に停めている場合、雨、雪、黄砂、花粉、ホコリ、排気ガスなど、無数の汚れがボディに降り注ぎます。

屋根があっても大きな地下駐車場になると、排気ガスが積もっていることもあります。

汚れから逃れることはできません。残念ですが。

そんな数ある汚れの中で、1、2を争うほど厄介な汚れがあります。

それは、鳥のフンです。

見た目も酷いですよね。
(ですから、見た人が気分悪くなっらたアレなんで、写真は載せません。)

電線の下に停めたら最後、ボディに一直線にフンの跡が付くなんて最悪な事態になりかねません。

乾燥するとかなり手強い汚れに変身します

フンはすぐに取り除ければ僅かな被害で済みますが、時間が経って乾いてしまったら、もうどうにもなりません。

こうなると、取り除くにはシャンプー洗車や、専用のクリーナーで落とすことを考えがちですが、フンは取り除けたとしても、フンがあったところの周りには無数の洗車傷が入りやすい。

絶対とは言いませんが、高確率で傷が入ります。

中には雑巾でゴシゴシなんて方もいます。

言うまでもなくゴシゴシは止めておきましょう。

部分的にヤスリがけしたような洗車傷が入っているボンネットやトランクを見ると、あぁ………って思います。

本当に鳥のフンは厄介ですよね。

ですが、ボディの大敵で取り除くのに厄介な鳥のフンも、簡単に取れることもあることをご存知ですか?

身近にあるものだけであっさり落ちることがあるんですよ。

洗車好きな方はもちろんですが、洗車をほとんどやったことがない方でも、洗車が億劫な方でも、すぐできます。

鳥のフンこそ、取り除く際の力はほぼゼロで

用意するものは、水、タオル、バケツ、以上ですw

水の力を徹底的に利用します。

何でもかんでも洗剤を使えば落ちるとは考えずに、水の素晴らしい力をしっかり使ってボディにダメージを与えないように取り除きましょう。

(1)タオルにたっぷり水を含ませる

タオルに水を滴るくらい含ませます。

「バケツ1杯の水洗い」では、水洗い用タオルを作る時に多めに水分を含ませて水洗いしますが、その時以上に水を含ませます。

水滴がポタポタ垂れても構いません。

お湯を使う方もいますが、ふやける速度が少し早くなるので用意できるならお湯でもいいです。

60度以下がいいでしょう。

それ以上だと熱いし、やけどするかもしれませんので。

(2)タオルを鳥のフンの上に置く

鳥のフンをしっかり覆うようにして置けば、乾いた鳥のフンがタオルの水分を吸収して、少しずつふやけていきます。

ボンネット・屋根・トランクは置くだけですが、ドアのように垂直なところは、落ちないように軽く手を添えます。

強く押さえつける必要はありません。

押さえることで含ませた水を絞ってしまうのと、強く押さえてもふやける速度が大きく変わることはないためです。

この時に、決して、拭いて取り除こうとは思わないでください。

無用の傷を作るだけです。

ふやかすのが目的ですから、我慢しましょう(^^)

(3)しばらく待つ

乾燥具合によって待つ時間は変わりますが、十分ふやけるまでじーーーっと待ちます。

じっと見てなくていいです。

他にやることがあれば、そちらをやってください。

まずは5~10分を目安にして、それでもふやけていないなら、時々タオルをめくって確認ください。

水分が吸収されれば色が変わるはずです。

ただし、夏場や炎天下では、ボディも熱せられてタオルの水がすぐに蒸発します。

こうなると、うまくふやかすことが出来ないので、日陰や、陽の低い時間帯を選んで作業しましょう。

(4)取り除く

置いたタオルを滑らせてください。

ふやけた部分がしっかり取れます。ここでも傷の原因になる力は掛けないで拭きます。

これで取れない部分は、まだふやけていない部分ですから、もう一度、タオルを置いてふやかしましょう。

取れるまで繰り返します。

ふやかし用のタオルには、取り除いたフンがたくさん付きますので、時々洗って落として使いましょう。

(5)水洗い

綺麗にフンが取り除けたら、固く絞ったタオル(拭き取り用タオル)でボディに残った水滴を吸い取って完了です。

至って簡単な作業ですが効果アリです。

どうですか?

作業は至って簡単ですよね。

道具を用意するのも楽ですよね。

どこかで洗剤を買ってこなくてもいいんです。

タオルも使い古しのタオルでもいいですし、ふやかすだけならキッチンペーパーでも十分できます。

気になる人は対策を

鳥のフンを扱うので、衛生面が心配な方はゴム手袋を使うなり、対策するようにしてください。

鳥のフンの他にも使えます

初めに書いたように、汚れにはたくさんの種類がありますが、鳥のフンほどでは無くても厄介な汚れがまだあります。

走行時に付いた「虫の死骸」と、木の下に止めると付く「樹液」です。

虫の死骸は、潰れて乾燥してガッチリ付きます。

樹液は、飴が溶けて固まったようにカッチカチになります。

どちらも、強力に付きますが、フンと同じようにやってみましょう。

かなり取り除けるはずです。

こぼれた飲み物を走行中に踏んでしまうとボディに飛び跳ねて汚れになりますが、これも同じようにできます。飲み物に入っている糖分が汚れと一緒に固まったものなので。

除去できるものの、跡が残ることもあります

フンにしても虫の死骸にしても樹液にしても、付いてから時間が経過したものほど、塗装に悪影響を及ぼしますので、付いた跡が残ることがあります。

これは、塗装面を侵食してしまっているので、削る以外にはどうにもなりません。

ですから、付いたらできるだけ早く取り除くようしてください。

また、水がボディに優しいとは言っても、洗車後の水滴も放置すれば同じようなシミになったり、空中を舞っている汚れを吸収→乾燥→固着させることもあるので、安心しないように!

雨降り後に花粉やホコリが降り注ぎ乾燥した跡(レクサスLS460)
雨降り後に花粉やホコリが降り注ぎ乾燥した跡が…

水で落ちるものと落ちないもの

上でご説明した方法で落ちる汚れは、水で落ちるものだけです。

アスファルトの成分のピッチやタールといった油性の汚れの他、油性のタイヤワックスは走行時に飛んでボディに付くと油汚れになります。

また、ドア内部に注入された錆止めグリスが雨で流れた跡も油汚れです。

こういった油性の汚れは水だけでは落ちません。

指で触ってベタッとしている汚れは、タオルで擦ると伸びたりタオルに付くので、油汚れだと分かったら、その汚れを水洗いするのはやめましょう。

水だけでは取り除けない汚れや油汚れ

ピッチレスコートを使って落としてください。

試しに、指につけたピッチレスコートで油汚れを2~3回なでてみると、

ミラーに付いた油汚れ(トヨタセルシオ)
指にピッチレスコートを付けて
ミラーに付いた油汚れをピッチレスコートを指に付けて擦る(トヨタセルシオ)
その部分の汚れが落ちて

タオルで拭きとってみると、

ピッチレスコートで油汚れが落ちた(トヨタセルシオ)
その部分だけ油汚れが綺麗になりました!

ピッチやタールや油性の汚れ、落ちなかった鳥のフンは、ピッチレスコートで除去するんです。

まとめ

とにかく、水で落ちる汚れは水を使いましょう。

コツさえ分かれば、ほんと簡単。

ここまで説明を読んでもうお分かりでしょう。

タオルを濡らしてふやかすまで置いて拭き取る これだけなんですから。

ボディにもお財布にも優しいですから、是非お試しくださいませ。

普段のボディケアも欠かさずに。

ピッチレスコートをはじめ普段からワックスでボディをお手入れしておけば、汚れが付いたとしてもダメージは少なくて済みますので、定期的なお手入れをオススメします。

面倒かもしれませんが、慣れてください!

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