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陶器の汚れ除去方法を知る!
表面が色を塗っただけの陶器についた汚れを除去します。
陶器といっても釉薬は塗られてません。
ただ塗料をガッツリ塗ってあるだけ(たぶん)なので、無理にゴシゴシすると色が落ちる可能性があります。
仕上げ前の状態をチェック
何年分の何の汚れなのでしょうか。
ホコリや湿気、ニオイの成分、色々なものが混ざってるのでしょう。
これは実際にやってみないとどうなるか分かりません。
さてさてどうなるか。
用意するのは「ピッチレスコート」
以下のタオルは別途ご用意ください。
- 拭き取り用タオル
拭き取り、仕上げ後の状態チェックに使います。
施工時の写真で登場するようなタオル、または一般的なフェイスタオル、それらに似た柔らかいタオルをご用意ください。
スポンジ、タオルには塗料の色が付くかも
塗料を塗っただけのもの、または、チョーキングした塗装のものを施工する場合は、スポンジやタオルにその色が付くことがよくあります。
普段使っているボディ用のものに色を付けたくないときは、別のスポンジ、タオルを用意するほうがいいでしょう。
小さいスポンジの方が施工しやすいこともある
今回のような小さいものを施工する場合は、付属するそのままのスポンジでは大きすぎることもありますので、そのようなときはスポンジを小さく切って使ってください。
切り方は下記記事を参考にしてください。
施工手順
このような陶器には初めて試しますが、ピッチレスコートが持つ汚れを落とす効果を正しく使えばうまくいくはずです。
たぶん。
スポンジで丁寧にしっかり擦って、タオルでふき取る
ピッチレスコートの容器をよく振ってから、容器の口にスポンジをあてがい容器とともに1度上下に振ります。
するとピッチレスコートの適量がスポンジに付きます。
まあこのくらいの量ならいいでしょう
今回は、小さいスポンジを使ったので指先の力加減が少し難しいかもしれませんが、普通サイズのスポンジと同じく少し力加減を練習してから望めば問題ありません。
何だか、柿みたいw
で、これを繰り返せば、最終的には軽くツヤが出て明るい色になりました。
オレンジ色の頭がカワイイ…
あとは同じことを繰り返すだけです。
筆で書いたと思われるPOSTの字も落ちてませんね。
ゴシゴシ擦ると落ちる可能性があるので、注意です。
落ちたらかわいそうなので、強く擦ることは止めておきます!
スポンジ戻しで取り切れないピッチレスコートはタオルで拭き取りました。
そのタオルの表面がこれです。
これは、表面の塗料が若干でも落ちて付いたものです。
チョーキングしている部分もあったはずです。
また、このように塗料が欠けている部分もあったので、その部分の色も付いたのでしょう。
いくらスポンジが柔らかいとはいえ力を掛ければ削る効果も出てしまうので、力をしっかりコントロール(加減)して擦りましょう。
世の中に1品しかないような特別なものをキレイにする場合は、目立たない部分、例えば、この貯金箱なら底の見えない部分などで試してからにしましょう。
子供さんが小さい頃に作ったモノとかね。
どんなものでも、初めて施工するものは事前に目立たないものや同様のものでテスト、確認してから使ってください。
拭き取ったタオルに赤い色が付いていたことに気づきましたか?
あれは、この貯金箱の底の色です。
事前に底の部分で力加減を試したので、タオルには赤い色も付きました。
今回初めてこのようなものをキレイにしてみましたが、想像以上でした。
この貯金箱はガラクタに紛れてたものですが、キレイにすると愛着が沸いて大事にしたくなるかもしれません。
しばらくは、江戸川道場の皆さんからも見える場所に置いておきますので、皆さんを見守ることになるでしょう。
単なる貯金箱なので、募金箱と間違えて小銭は入れないようにしてくださいね。
もし間違えて入れてしまった場合は、とあるところに寄付しますので、どんどん入れていただいて結構ですw
あらためて…今回使ったのは「ピッチレスコート」
直ぐに使い始められるスポンジ等が付属します。
- スポンジ(大:1個 小:1個)
- 竹串(1本)