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虫がたくさん飛ぶ中を走った時に付いた虫の跡を除去してみましょう。
ボディに張り付いた虫の跡の落とし方を知る!
今回の虫の跡は、付いてから時間が経っている(8月18日に付いたものを9月10日に対処したので3週間ちょい経ってますね)もので、大雨の中を走っているのにまだ付いている強力なヤツです。
雨の中走ってもあまり落ちなかったですね。
今回もまずは水洗いして様子を見てみますが、もうお分かりかと思いますが、ピッチレスコートが出動する可能性が高いです…
仕上げ前の状態をチェック
「バケツ1杯の水洗い」と「ピッチレスコート」
水洗いで落ちなければピッチレスコートで対応します。
バケツ1杯の水洗い
- 水
普通の水道水で構いません。小さなバケツに入れておきます。 - タオル
水洗い用と拭き取り用の2枚のタオルを用意します。
綿100%で水を吸収しやすい普通のタオル(フェイスタオルほどのサイズ)で十分です。
※今回は1枚だけで対応できましたので、1枚だけでもOK。
ピッチレスコート
以下のタオルは別途ご用意ください。
- 拭き取り用タオル
拭き取り、仕上げ後の状態チェックに使います。
施工時の写真で登場するようなタオル、または一般的なフェイスタオル、それらに似た柔らかいタオルをご用意ください。
事前準備
まだ使っていない新しいスポンジは固くキズを入れやすいので、新品スポンジを使う場合は、事前にスポンジにピッチレスコートを馴染ませて表面を柔らかくしておきます。
また、初めてピッチレスコートを使う場合は、スポンジを押さえる力加減や、これから頻繁に出てくる「スポンジ戻し」の練習をしてください。
いきなり本番は危険です。
はやる気持ちを抑えてスポンジ作りと練習をしてから挑みましょう。
施工手順
水洗い→ピッチレスコートの順で攻めますので、まずは水洗いから。
水で虫の跡をふやかして落とす
水洗いタオルを作る
まず最初に、水洗い用と拭き取り用のタオルを作ります。
作り方は過去に解説した記事がありますので、そちらを参考にしてください。
虫の跡に水を含ませる
ガッチリ乾いてしまった物体を水でふやかします。
滴るくらいたっぷりと
今回は長めに20分ほど放置しました
物体がふやけたら通常のバケツ一杯の水洗いで落とす
1回だけでは落ちませんでしたね。
2回、3回とやってみればもう少し落ちるかもしれませんが、時間が掛かりすぎてしまいます。
というわけで、
ピッチレスコートで落とす
何かあるとすぐに登場するピッチレスコートですが、この虫をどうやって攻めましょうか。
ピッチレスコートを塗り置きする
水洗いのときと同じく、ピッチレスコートの成分を物体に染み込ませます。
物体を通常の汚れ落としの要領で落とす
まだ余分なピッチレスコートが残っていて艶消しのように見えるので
正直、このボディの色だと写真の写し方が難しいです…
で、終わりです。
ゴシゴシ力なんか必要無いし、力入れたら素敵な傷が入りますので、ご注意を。
ついでにミラーも水洗いだけでは落ちなかったので、ピッチレスコートでいっちゃいます。
あとは、
この塗装色だと、今回の施工で傷が入ったか入らなかったのかが全く判別できません…
が、入っていないということでw
これは仕方ない
落ちないからとゴシゴシするのはNG
水だけで頑張りすぎてしまうと擦り傷を増やす原因になりますので、水洗いを2~3度試して無理なら、ピッチレスコートの力を借りてください。
もちろんピッチレスコートの力を借りても、早く落とそうとして焦ってゴシゴシはダメ。
ゆっくり丁寧にやればいい結果が出るハズですからね。
フロント周りに虫の跡がびっしり付いてる時や長時間放置してしまった時は作業も大変なことになりますが、諦めずに頑張ってください。
ボディに虫が張り付いてから長い時間が経っているものは、その虫の跡は取れたとしても、ボディにシミ(変色)が残ることがあります。
これはどうにもなりませんので、変色を残さないためにも早めに対処しましょう。
今回の虫の跡の落とし方を簡単にまとめる
水洗いとピッチレスコートをうまく使い分ければ、少々手間はかかりますが落ちやすいです。
- 滴り落ちるほどたっぷり水を含ませたタオル(水洗い用タオル)を使う
- 虫の跡の上に被せる
- 時間を置いてふやけたら軽くタオルを滑らせる
- 虫の跡が落ちたら最後に拭き取り用タオルで残った水滴を拭き取る
- これで落ちなければ数回繰り返す
水洗いだけで落ちなかったときは、ピッチレスコートの力を借ります。
- ピッチレスコートをスポンジに付ける
- 対象物に載せるように塗る
- 時間を置いて対象物にピッチレスコートを染み込ませる
- スポンジで縦横円で撫でる
- 虫の跡が落ちたらスポンジ戻しをする
- 最後にタオルで仕上げ拭きをする
- これで落ちなければ数回繰り返す
虫の跡(死骸)以外、鳥の糞、樹液、花粉がこびりついている時の基本です。
虫が付いても対処しやすいボディを維持する
初夏から秋まで虫たちがたくさん飛んでますので、走っても保管中でも虫にやられてしまいます。
虫が付かないようにすることは、まずできません。
でも、虫が付いても被害を減らすことは出来るはずです。
ですから、普段からお手入れをして虫がついたとしても落としやすいボディを維持しましょう。
頑張って!
あらためて…今回使ったのは「ピッチレスコート」
直ぐに使い始められるスポンジ等が付属します。
- スポンジ(大:1個 小:1個)
- 竹串(1本)
ついでにバケツとタオルです。
一般的なフェイスタオルとバケツなのでどこでも手に入るでしょう。
タオル選びはこちらを参考に。
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