2023年1月1日より、各クリーティングコートの付属品はスポンジと竹串のみになりました。タオルや軍手は各自ご用意ください。

黒い凸凹素材に塗った白いワックスの除去。丁寧に処理すれば綺麗になる可能性が。【スズキ アドレス】

バイクのお手入れ

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黒色の凸凹した樹脂に付いてしまった白いワックスの落とし方をご紹介します。

身近にそのような症状の車やバイクが無かったので、市販の白いワックスを黒い凸凹素材に無理やり塗ってから除去してみました。

黒色素材に付いた白いワックスをしっかり落とす!

黒い樹脂に白いワックスが付いてしまって困っている人も多いハズ。

カウルトップパネルや無塗装のバンパーに付いているところをよく見かけます。

今回は、しっかり付いた状態を作ってみたので試してみましょう。

屋内保管の車両で白いワックスが付いた状態を再現したため、多少は実際に走行しているとはいえ、屋外の影響(太陽光や雨など)はそれほど受けていません。

紫外線や熱などの影響が少ない環境での実験なので、屋外保管の車両では異なる結果になる可能性があります。

仕上げ前の状態をチェック

元営業バイクのスクーターに白いワックスが付いた状態を作りました。

ちなみにこの部分に付いていたピッチレスコートやP8コートの成分は除去してあり、その他コーティングなども一切施していないので、それらの影響で白いワックスが除去しやすくなっている、ということは無いはずです。

何もない状態のところに
市販の白いワックスを
凸凹の中にしっかり詰まるように擦り付けて
あとはしばらく放置です
で、1ヶ月ちょい放置しました

ホントに1ヶ月放置したのか怪しいので、Exif情報を見ると、

塗ってる写真の撮影日時は「2020/01/27 17:40」
放置後の写真は「2020/03/05 15:55」

Exifは簡単に変えられるし、1ヶ月以上経つのにファイル名の連番が130ちょっとしか増えていないので、怪しさ満点ですが、信じていただけると幸いでございますw

今回は白いワックスを悪者にするために書いたのではありません。
白いワックスを施工中に、はずみで黒い凸凹素材に塗ってしまったときに対処する方法を書いております。
お間違いのないようにお願いします!

用意するクリーティングコートは「P8コート」

P8コート以外に必要なものは、付属するタオルとスポンジ、そして、軍手等の手袋だけです。

直ぐに使い始められるスポンジ等が付属します。

  • スポンジ(1個)
  • 竹串(1本)

<BASEの商品ページを見る>

以下のタオルや軍手は別途ご用意ください。

  • タオル
    汚れを軽く拭き取ったり、噴霧後ある程度乾いたP8コートを拭き取るために使います。
    施工時の写真で登場するような一般的なキッチンタオル、それに似た柔らかいタオル、ウエスをご用意ください。
    今回は、たっぷり付いた白いワックスを粗く取り除くために、もう1枚別のタオルを用意しましたが、よくある少し付いただけの状態であれば、P8コート拭き取り用の1枚だけで十分です。
  • 手袋(軍手など)
    スポンジで擦るときやタオルで拭き取るときに、はめます。
    軍手でも薄いゴム手袋でも構いません。
    ゴム手袋を使えば手が汚れずに済みますが、スポンジやタオルを扱う時に少し滑るので施工しにくいかもしれません。

施工手順

タオルで古いワックスを大雑把に落とした後、P8コートを付けたスポンジで丁寧に擦って除去し、ある程度乾かし馴染ませてからタオルで拭き取るだけの、それほど難しくない作業です。

タオルで大雑把に拭いてみる

濃い部分と薄い部分があってやり甲斐のある状態になりました

まずは乾いたタオルで拭き取れるだけ拭き取ってしまいます。

乾いたタオルで
除去できるものだけを
取り除くと
だいぶ取れました

タオルだけでもだいぶ取れちゃいましたね…

ただ、だいぶゴシゴシやってこれだけ残っているので、タオルが入り込めない細かい凸凹にワックスが詰まっているということだと思います。

取り除けないものはP8コートでしっかり落としてみる

まずはP8コートを数滴
線状に付けましたが、4〜5滴分ってところでしょうか
あとは、とにかくゆっくり縦横円を描くように撫でまくります
「撫でるように」なので、このようにスポンジを潰しません
「撫でるように」なので全く潰しません
とにかく落ちるまで同じ箇所をしつこいくらい撫で続けると
しっかり落ちて

残りもやっつけてしまいましょう。

もう一度、P8コートを数滴付けます
スポンジを押しつぶさずに
撫でるように細かく丁寧に
何度も繰り返していけば
薄めな部分は無くなりました
このガッチリ多めに付いている部分も
焦らず力を加えず
何度も繰り返し
縦横円を描くように
集中的に撫でていけば
徐々に消えていって
この通り残っていた部分も無くなりました

以降の残りの部分もやり方は全く同じです。

P8コートを数滴付けたスポンジで
撫でるように
縦横円を
何度も
何度も
しつこいくらいに
繰り返せば
跡形もなくなりました

たっぷり厚塗りしたときの対処

施工中に、P8コートをたっぷり厚塗りしたときは、塗りムラになりやすいです。

この塗りムラがある状態で時間を置くと、最終的な仕上がりに影響することがありますので、できるだけ均すようにしてください。

塗りムラがあるときは
スポンジの角を当てて
早めにスッと撫でます
それを繰り返すだけで塗りムラは無くなっていきます
同じようにスポンジの角を当てて
スッスッっと撫でれば
塗りムラが無くなっていきます

写真だけではうまくお伝えできないので、簡単な動画でもご紹介します。

このままでは塗った部分との境目が目立ちますので、全体をP8コートで仕上げておきます。

この投稿を参考にやってみましょう。

結果、このような状態になります。

境目がなくなりましたね

塗り終わったら時間を置いてからタオルで拭き取る

時間をおいても写真ではそれほど違いが分かりません
実際には少しテカリが落ち着いたかな?な感じ
タオルを使って表面に余ったP8コートを拭き取れば
見た目はそれほど変わっていませんが、
タオル越しにツルッとした質感になったことが分かるはず
ちょっとだけアップでw

施工は以上で終了です。

白く付いていたワックスは、P8コートを上から塗って隠れたのではなく、凸凹に詰まったワックスをしっかりと落としているので、時間が経っても後から白く浮き上がってくることはないハズ。

ただし、白いワックスが落ちて黒くキレイになったとしても、黒い凸凹素材自体が変色している場合や、削れてしまっている場合は、塗ったP8コートが落ちてくれば、変色や傷がまた浮き上がって見えてくるので、定期的に施工する必要があります。

施工10ヶ月後の様子をチェック

このような施工をした場合、後から白い色がうっすら浮き出してくることも考えられるので、施工した2020年3月から約10ヶ月後の2021年1月の状態をチェックしてみます。

あえて2020年11月に納車したハンターカブを背後に置いて撮影しています。

ちょっとワザとらしかったw

浮き上がった感じはありません
(下の方にある色の違いは、単なる影です)
周囲の明かりが反射しており少々確認しにくいですが
気配はありません

2020年3月に丁寧に施工したことで白いワックスがしっかり落ちたということですね。

これがもし、面倒だからと早く落とすために雑にゴシゴシ擦ったり、P8コートを適量以上付けて見た目をごまかした施工していた場合は、残った白いワックスが時間の経過とともに浮き上がってくるかもしれません。

このスクーターは2021年12月に手放しましたので、今の状態を確認することはできませんが、次のオーナーさんが定期的にメンテナンスをしていれば、恐らく、そこそこいい状態を保っているのではないかと思います。

全てのクリーティングコートの基本は「焦らず軽い力で丁寧に!」です。

今回の凸凹に詰まった白いワックスの落とし方を簡単にまとめる

  1. 乾いたタオルで落ちる分だけ擦り落とし
  2. P8コート用のスポンジにP8コートを少量付けて
  3. 繰り返し細かく丁寧に縦横円を描きながら、撫でるように擦って
  4. 乾いたら(馴染んだら)乾いたタオルで拭く

いつも通りの手順なので、楽勝です。

基本以外のことはやっていないですね。

あらためて…今回使ったクリーティングコートは「P8コート」

直ぐに使い始められるスポンジ等が付属します。

  • スポンジ(1個)
  • 竹串(1本)

<BASEの商品ページを見る>

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