2023年1月1日より、各クリーティングコートの付属品はスポンジと竹串のみになりました。タオルや軍手は各自ご用意ください。

クリーティングコートでよくある質問、第1位!たぶん。

アドバイス

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今日も、お客様の愛車が写った写真が数枚添付された質問メールを頂戴しました。

ありがとうございます!

粉状の物体は一体何?

そのメールに書かれていた質問がこちら。

ピッチレスコートを塗っているとスポンジから粉状のものが出るんですが、どうすればいいのでしょう?

この粉状のものは、実は、ピッチレスコートの成分が固まって粉状になったものです。

ですから、そのままスポンジを使い続けてもキズが入るなどの問題は無いのですが、仕上がった後にその粉状のモノが載っていると美しくありませんし、払い落とすのは手間がかかります。

ボンネットやトランクなど隙間に落ちることもよくあるので余計な作業をしなくてはいけません。

ピッチレスコートの粉が出ないようにする方法

では、この粉状ピッチレスが出ないようにするにはどうすればいいか。

その前に、そもそも、スポンジから粉状のピッチレスコートが出るということはどういうことなのでしょうか?

それは、スポンジに必要以上のピッチレスコートが染み込んでいるため、余ったピッチレスコートが出てきてしまっているためです。

※夏場に熱されたボディを仕上げる時にも粉状ピッチレスが出ることがよくあります。

今回のように、ピッチレスコートが粉状に乾燥したような状態で出てくることもありますし、スポンジ表面にベタっとした状態で付着したり、スポンジの奥深くに少し固い固まりが出来たりすることがあります。

ですから、その余分なピッチレスコートをスポンジから取り除けばその粉は出なくなるということです。

その解決策がこちら。

ズバリ!軍手です!

そう、軍手を使うのです。

軍手をはめてスポンジを使う、それだけです

できれば、指先を使えるように、軍手の親指第一関節分を切っておくと使いやすいです。

他の指はそのままでOKです。

なぜ軍手を使うのかといいますと、スポンジに染み込んだ余ったピッチレスコートの成分を軍手に吸わせて除去するためです。

スポンジをクリーニングするということですね。

これだけで、スポンジに適度な量のピッチレスコートが染み込んだ状態になり、絶妙&最高な使い心地のスポンジが維持できるのです。

スポンジは洗える?

続いて書かれていたのが

スポンジを洗って使ってみます

実はこれ、誰もが私達でもやりたくなってしまうのですが、グッと堪えましょう。

というのも、使い続けているスポンジは、洗うことでコシが無くなり力のコントロールが難しくなるため、仕上がりもイマイチ、使い心地もイマイチになるのです。

イマイチになるだけならまだしも、コシが無くなるということは、ふにゃふにゃになる=弾力が減ってしまうということなので、手で押さえた力がそのまま施工面に掛かりやすく、傷を入れる可能性が高くなるのです。

だから、特に慣れていない人がスポンジを洗って使うと、すぐに傷を入れてしまいます。

実際に洗車道場に参加してくれた方に、洗って柔らかくなったスポンジを試してもらうことがよくありますが、やはり使いにくいという評価です。

ですから、スポンジを最高な状態で維持したいなら

黒くて汚いと思っても洗わない
または
新しいスポンジに切り替える

私たちは状態の違うスポンジをいくつも用意して仕上げをしています。

ボディの状態や仕上げる状況(気温、湿気、天気など)によって、その時に合ったスポンジを使えるようにするためです。

色が黒くなってますが…

写真左のスポンジは新品、真ん中が使い込んで一番使いやすい状態のスポンジ、右が穴が開き始めて限界に近づいているけどまだ使えるスポンジです。

ただし、黒くなっていてもいなくても、砂を噛んだようなスポンジは当然傷が入るだけなので使いません。処分です。

また、使い続けるとスポンジ表面に硬い小さな塊ができることがあり、そのまま使い続けるとその塊によって施工面にキズを入れやすくなるので、その塊ができそうになったら事前に除去します。

これが、実際にピッチレスコートを使っている方から頂く質問のたぶん第1位です。

第2位かも第3位かもしれませんが、とにかく上位です。

これで悩みが解決できればいいのですが、いかがでしょうか?

対象のクリーティングコートは「ピッチレスコート」

直ぐに使い始められるスポンジ等が付属します。

  • スポンジ(大:1個 小:1個)
  • 竹串(1本)

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