2023年1月1日より、各クリーティングコートの付属品はスポンジと竹串のみになりました。タオルや軍手は各自ご用意ください。

腕時計のラバーバンドに付いた汚れを落とす。クリーティングコートでキレイになるか試してみる。

住まいのお手入れ

この記事は約 9 分で読めます

ラバーバンドの腕時計をキレイにする!

今回は、これまで解説することがなかったアクセサリー類、腕時計のお手入れ方法を解説します。

腕時計にも色々とありますが、ラバーバンドの付いた腕時計です。

ただ、この腕時計はバイクに付けていたものなので、どこまできれいになるかはわかりませんw

トップブリッジに装着されていました

仕上げ前の状態をチェック

汚れは溜まりますよね
風防もベゼルも
付いてる指紋は、たぶん自分のやつです…
裏にも同じように汚れと、擦れて付いたと思われる塗装の黒い色

用意するのは「P113」と「ピッチレスコート」

直ぐに使い始められるスポンジ等が付属します。

  • スポンジ(1個)
  • 竹串(1本)

<BASEの商品ページを見る>

以下のタオルは別途ご用意ください。

  • 拭き取り用タオル
    P113が落とした汚れや、残ったP113を拭き取る時に使います。
    このタオルを敷いた上に時計を置いて施工しています。
    施工時の写真で登場するような一般的なキッチンタオル、それに似た柔らかいタオル、ウエスをご用意ください。
  • 歯ブラシ
    細かい凸凹に詰まった汚れをかき出すために使います。
    歯ブラシは普通の歯ブラシ(できるだけ柔らかいもの)で構いません。
    刷毛や、豚毛の歯ブラシなどがあるとより良いです。
P113とP113-IIの違い

P113とP113-IIはどちらも、内装などの簡単な汚れからエンジンルームのキツめの油汚れまで、様々な汚れ落としをするためのものです。

P113に比べてP113-IIの方が汚れ落としの効果が強力ですが、素材を傷めやすい、変色させやすいといった心配はありません。

直ぐに使い始められるスポンジ等が付属します。

  • スポンジ(大:1個 小:1個)
  • 竹串(1本)

以下のタオルは別途ご用意ください。

  • 拭き取り用タオル
    拭き取り、仕上げ後の状態チェックに使います。
    施工時の写真で登場するようなタオル、または一般的なフェイスタオル、それらに似た柔らかいタオルをご用意ください。

今回は、仕上げる面積が非常に狭いので、付属のスポンジを小さく切って使いました。

スポンジの切り方はこちら。

施工手順

歯ブラシ、タオルで力いっぱい擦ったからといって、よく落ちるってことは無いと思ってください。

できるだけ、P113の力を最大限に使うことです。

それに、ゴッシゴッシ力を入れて擦っても疲れるしキズを入れるだけなので、うまくP113の力を使いましょう。

P113でラバーバンドの汚れを落とす

まずは、ラバーバンドの汚れを落としていきましょう。

タオルを敷いて、その上で作業をします。

まずはよく振ってから直接吹きかけて
アワアワになってます
他の部分にも吹きかけちゃいます
あとは歯ブラシで
軽く丁寧に擦るというかブラッシングします

ブラッシングするときの力加減は、ゴシゴシ強い力を入れてしまうとラバーに擦りキズが入りますので、ブラシの先端が少したわむかたわまないか分からない程度です。

ゴシゴシしません。

P113が乾かないうちに
タオルで拭き取ります

タオルで拭き取る前に、水を吹きかけて汚れを含んだP113を洗い流してから、タオルで拭き取ってもいいですね。

すると、こうなります

バンドの色が濃いので、施工前後で違いがよく分かりませんが、キレイになっているハズ。

裏面も同じように
直接吹きかけて
ブラッシングしてから
拭き取れば
これまた施工前後の違いが分かりません…

でも、バンドをすべて仕上げた後のタオルは、ここまで汚れていました。

新品のタオルを使ったので、この汚れは全て時計に付いてた汚れ

白いタオル使えばもっと分かりやすかったですね…

ここまで汚れは落ちましたが、残念ながら、この黒いヤツは落ちませんでした。

トップブリッジに擦れて付いた塗料と擦れたキズ(っぽいもの)

でも、これは後ほどピッチレスコートで試すことにします。

時計本体が防水仕様ではない場合は、直接P113を吹きかけたときに故障する可能性があります。(多少かかっただけでも故障するのか?)

かいた汗を気をつけないといけないような時計も含めて、P113がかからないようにするか、バンドを取り外してから仕上げるようにしてください。

アンティーク腕時計は非防水なことが多いそうなので、ムリはしないことです。

最後に、プラスチック製のベゼルを同じように仕上げます。

直接吹きかけて
軽くブラッシングして
タオルで拭き取れば
完成

先ほども書いたように、時計本体にP113を直接吹きかけるので、防水仕様ではない場合は故障に原因になります。

非防水の腕時計の場合は注意して作業する、というよりも、止めたほうがいいでしょう。

無理しないように。

ピッチレスコートで時計本体の汚れを落とす

続いて時計本体、風防もやってしまいます。

の前に、スポンジが新品の時は、事前にスポンジを作っておきます。

スポンジの作り方はこちら。(スポンジが小さくてもやることは同じです)

スポンジにちょこんと付けます

これでも多いくらいです。

ここでピッチレスコートを多く付けてしまうと、風防とベゼルの間にある隙間に入り込んで除去しにくくなるので、ホントにちょっとだけ付けてください。

指先で軽く細かく縦横円を描くように塗ります
こんなにギュッと押さえつけてはいけません
最後にスポンジ戻しをます

ガラスの風防なら大丈夫だと思います(たぶん)が、プラスチックの風防だとキズを入れる可能性もあるので、力加減には注意が必要です。

ツヤツヤになりました

深く入ったキズはムリですが、汚れ落としと艶出しはできました。

表面にピッチレスコートの膜もできてるので、手で触ってもツルツルです。

もし、光を反射させたときに油膜のようなモヤモヤっとしたものが残っているときは、窓ガラスコートを使って仕上げておきましょう。

小さなスポンジに窓ガラスコートを0.5滴くらい(1滴でも多すぎるます)つけて塗って乾いたらタオルで拭くだけです。

スカッと文字盤が見えるようになりますw

続いて裏側のメッキ部分も同じように仕上げます。

裏面を
ピッチレスコートが付いてるスポンジで
小さく縦横円
最後にスポンジ戻し
完成
このように無数に入ったキズは対処できませんが、艶がしっかり出ました

ここで、重要なことをお伝えします。

裏面の施工が終わったら、一度、腕に付けてみましょう。

ツルツルというか何というか、肌に触れる質感が気持ちいいのです。

これは実際に身につけて感じてもらわないと分からないので、ぜひ、試してくださいw

ピッチレスコートでラバーバンドの汚れを落とす

P113では落ちなかったラバーバンドに付いていた塗料(らしきもの)をピッチレスコートで落ちるか試します。

まずはこの部分
ピッチレスコートを先ほどより多めにつけて
ひたすら擦り続けると
落ちてきましたね
スポンジには黒い色が付きました
最後にタオルで拭けばこの通りです

ミラーやバンパーに擦って付いた塗料も時間を掛ければ徐々に落ちます(下記記事参照)ので、このラバーバンドも同じやり方が使えたってことですね。

ラバーバンドは柔らかいとはいえ、スポンジで擦ったときに力を入れすぎると、その部分だけ摩耗でテカりが出たり変色することもありえるので、力加減はホドホドにしましょう。

落ちないからといって、力強く爪を立てて擦らないように。

続いて、手こずりそうなバンドを止めるやつ(バンドループって言うそうで)についた黒いヤツを仕上げてみましょう。

これですね
ピッチレスコートを付けたスポンジで
ひたすら擦り続けます
根気よく手間を掛けたらここまで落ちました
あとはタオルで拭けば
こうなりました
コレで最後、残りのここも擦ります
ひらすた擦りました
擦ったあとはタオルで拭いて
完成
スポンジがここまで黒くなりました

汚れと一緒にバンドの色も落ちたかは、分かりません。

バンド全体を見れば、違いは一目瞭然

やってみるもんですねw

ラバーが擦れると、擦れた部分は変にテカりが出てしまいます。

でも、このバンドにも元々少しだけテカってる部分はありましたが、ほんの一部だけでした。

今回の汚れ落とし方法を簡単にまとめる

P113とピッチレスコートの力を十分に力を入れずに使えば大丈夫。

ラバーバンドやプラスチックのベゼルの場合

  1. P113を直接吹きかける
  2. 歯ブラシでいろいろな方向からブラシで軽く擦る
  3. 乾かないうちにタオルで拭き取る

風防や時計本体の場合

  1. ピッチレスコートをスポンジに付ける
  2. 小さく縦横円を描きながら擦る
  3. 最後にスポンジ戻しをしたら、タオルで拭き取る

ラバーバンドに擦れて付いた跡の場合

  1. ピッチレスコートをスポンジに付ける
  2. ホドホドの力加減で擦り続ける
  3. 最後にスポンジ戻しをしたら、タオルで拭き取る

P113とピッチレスコートを素材によって使い分ければ、こういったアクセサリー類でもしっかり仕上がるのですね。

今回は腕時計でしたが、ちょっと特殊な汚れ方だったので参考になることは少ないかもしれません。

でも、どこかで応用が出来ると思いますので、もし応用できそうな場面に遭遇したときは思い出してみてください。

あらためて…今回使ったのは「P113」「ピッチレスコート」

直ぐに使い始められるスポンジ等が付属します。

  • スポンジ(1個)
  • 竹串(1本)

<BASEの商品ページを見る>

直ぐに使い始められるスポンジ等が付属します。

  • スポンジ(大:1個 小:1個)
  • 竹串(1本)

腕時計の中には金属のバンドもありますので、それはこちらでご紹介しています。

金属バンドのお手入れが出来れば、ブレスレットやネックレスのチェーンなどもお手入れできますので、身につけて気持ちよさを味わってくださいw

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