くすんでしまったスクーターのスクリーンをお手入れする方法を知る!
10年近く放置されてくすんだスクーターのスクリーンをお手入れしてみます。
放置といっても、取り外して屋内に保管されていたモノなので、そこまでヒドい状態ではない・・・と思いきや、なかなかの状態。
さあ、どうなるでしょうか。
これは、試してみないと分かりませんね。
仕上げ前の状態をチェックです!
パッと見た感じは、そうでもないですが・・・
キズなのか、汚れなのか、何なのでしょうかね。
正直、やってみないと、どうなるかが分かりません。
用意するものはこれです。
ピッチレスコートの超基本の仕上げには、ピッチレスコートと付属品のみです。
- ピッチレスコート
- ちょっと特殊な汚れ落としにもコレ。
- タオル
- ピッチレスコートを拭き取ります。
「拭き取る」と言うより、「仕上げに軽く拭く」だけ。 - スポンジ
- 塗る時に必須のスポンジです。
今回のように、少し細かい部分があるパーツには、部分的に小さいスポンジも使ったほうがいいかもしれませんね。
ピッチレスコートの力を正しく使うこと。
初めて試しますが、ピッチレスコートが持つ汚れを落とす効果を正しく使えばうまくいくはずです。
いつもながら、初めて仕上げるものが多いと、「はず」とか「たぶん」とか使っちゃいますね。
初めてだから、仕方ないですよね(^^)
使い方はスポンジで塗って、タオルでふき取る。
ピッチレスコートのボトルをよく振ってから、ボトルの口にスポンジをあてがいボトルとともに1度上下に振ります。
まだ表面にピッチレスコートがたくさん残ってるのでスポンジ戻しをしましょう。
残ったピッチレスコートをスポンジで吸い取る感覚で、
余分なピッチレスコートがスポンジに吸われて、キレイになりましたね。
ヒビが入っていると思っていた部分も、目立たなくなりましたよ。
作業前にもご紹介しましたが、ヒビらしきものがない部分は、比較的キレイな状態でしたがキズは入っていましたので、全体的に入っていたんでしょうね。
ま、元が元ですから、ココまできれいになっただけで良かったかなと(^^)
あとはこれの繰り返しですよ。
足りないなと思ったら、付け足しましょう。
無理して少ない量で擦らないことです。
一気に、半分まるまるいっちゃいますよ。
ついでに
あれだけ目立ってたキズ・ヒビっぽかったものも、
光の加減で見えるものと見えないものがありますが、
深い傷は難しいですね。
目立たなくなるからいいけども。
これで
細かい部分に残っちゃったピッチレスコート忘れてました・・・
引っかかりがある部分は、タオルのパイル(ループ状になった部分)が引っかかってピーーーってなっちゃうから、気をつけてください。
ピーーーって引っ張り出されたパイルは、作業しにくくなるので、切ってしまいましょう。
これで、おもて面の半分が仕上がりました。
続いて、うら面も半分キレイにしてみましょう。
内側から光を当ててみると、
両面キレイにしないと、綺麗さも半減以下ですよ。
おもて面は左側をキレイにしたので、
やることは全く同じ。
すると、
でもでもでも、よく見ると、
こういった細部は、より丁寧に根気よく作業しましょう。
急いでやっちゃうと、勢いでスポンジや爪で深いキズを入れてしまうこともありますからね。
焦らずゆっくりと、です。
そうすれば、
でも、こんな削れたようなキズはムリ。
削れちゃったものは仕方ありません。
仕上げ前の部分と比べると、
おもて面を手前にして同じように上から光を当ててみると、
越しに景色を見ると、
もちろん、部分的に光を当てると、細かい傷は残ってますが、かなりマシな状態になってます。
このような状態のモノはあまり触ることがありませんが、何とかなりましたね。
ま、仕上げ前に見て触って確認してみたら何とかなりそうだったので、試したんですけど(^^)
これは、半分だけ仕上げた状態で、道場に飾っておこうかな。
江戸川道場に来た方に参考に見てもらえたら、よくわかりますでしょ。
あれれっ??
最初に紹介した、得体の知れないモヤモヤっとしたヤツ。
スクリーンの、向かって右側に付いてたヤツなので、今回仕上げてないです。
ま、またいずれですね(・∀・;)
今回の方法を簡単にまとめると
ピッチレスコートの基本を使っただけ。
スポンジをしっかり作って、適量を適度な力で塗ってスポンジ戻しをすれば、初めて使う方でも充分キレイになります。
- ピッチレスコートをスポンジに付けて
- 細かい部分まで丁寧に擦って
- スポンジ戻しをして
- 念のため、タオルで軽く撫でて余ったピッチレスコートを拭き取る。
ピッチレスコートの力と、基本を使っただけです。
それに、エンブレムの部分はタオルを使いましたが、それ以外はタオルは一度も使いませんでした。
少し慣れれば、誰でも出来ると思いますよ。
今回使ったクリーティングコートはこちら。
キズを削っているわけではないので、ピッチレスコートで埋めたキズは、ピッチレスコートの層(保護膜)が減ってくれば、また目立ち始めます。
ですが、ピッチレスコートで定期的にメンテナンスしている限り、ずっと目立たない状態が続きますので、コンパウンドで削るのがコワイ、という方にはオススメかもしれませんね。
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