2023年1月1日より、各クリーティングコートの付属品はスポンジと竹串のみになりました。タオルや軍手は各自ご用意ください。

エンジンとその周辺のお手入れ。たまにお手入れしておけばゴム類も長持ち【ホンダ ホーネット】

バイクのお手入れ

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エンジンとその周辺のお手入れ方法を知る!

今回は、バイクのエンジン部分のお手入れ方法を、解説していきます。

細かく入り組んだエンジン部分のお手入れは面倒だと思われがちですが、案外、誰でも出来るような簡単さです。

仕上げ前の状態をチェック

ほんの少し汚れている感じはしますが、全体的にキレイ
細部を見ても上々
ホース類も表面上の劣化は見えません

常に屋内保管でカバーも掛けてあるので、状態は非常にイイです。

用意するのは「P8コート」

直ぐに使い始められるスポンジ等が付属します。

  • スポンジ(1個)
  • 竹串(1本)

<BASEの商品ページを見る>

以下のタオルや軍手は別途ご用意ください。

  • タオル
    汚れを軽く拭き取ったり、噴霧後ある程度乾いたP8コートを拭き取るために使います。
    施工時の写真で登場するような一般的なキッチンタオル、それに似た柔らかいタオル、ウエスをご用意ください。
  • 手袋(軍手など)
    スポンジで擦るときやタオルで拭き取るときに、はめます。
    軍手でも薄いゴム手袋でも構いません。
    ゴム手袋を使えば手が汚れずに済みますが、スポンジやタオルを扱う時に少し滑るので施工しにくいかもしれません。
  • 歯ブラシ
    細かい凸凹に詰まった汚れをかき出すために使います。
    歯ブラシは普通の歯ブラシ(できるだけ柔らかいもの)で構いません。

施工手順

エンジン部分は細かく手や指が入らないところが多数あります。

歯ブラシや竹串が入らない部分もあります。

そんな時は、霧状に吹きかけて、歯ブラシなどの道具が入らない部分までP8コートを届かせるようにします。

P8コートを吹きかける

P8コートを直接霧状に吹きかけて
半端に掛けると塗り残しが出来ますのでたっぷりと
細部もよく見て吹きかけます
白く溜まっていても大丈夫
タンクやシートにかからないようにまんべんなく

タンクなどの塗装部分にかかると余計な手間がかかり、また、シートやペタル、グリップにかかると滑りやすくなり運転に支障をきたすこともありますので、噴霧することに慣れるまでは養生してから吹きかけてください。

プラグコートなどのゴム類にも
吹きかけます

黒色素材に適しているのがP8コートですが、ゴム類にも有効なので、赤いプラグコードなどにもしっかり施工します。

エキゾーストパイプや
ラジエーターや
ファンにも掛けます
反対側も同様です
素材自体の銀色の部分も黒く塗装された部分も
ケーブルやホース類にもまんべんなく
垂れるほどたっぷり吹きかけます
(この後しっかり拭き取りました)

できれば、吹きかけたP8コートが垂れてもいいように、下に新聞紙などを敷いてから施工する方がいいです。(今回は敷き忘れておりました…)

P8コートがかかっていない部分があります
ここにも掛かっていない部分がありました
ここは大丈夫そう

このように部分的にP8コートがかかっていなかったとしても、この後すぐにスポンジや歯ブラシで均していきますので、多少の吹き残し?(P8コートが掛かっていない部分)があっても気にしないでください。

スポンジや歯ブラシで均す

吹きかけたP8コートが全体にまんべんなく吹きかかっていればいいのですが、うまくかかっていない所もどこかに必ずあるはず。

なので、スポンジと歯ブラシを使ってP8コートを均します。

スポンジを潰さない力加減で撫でます
ホース類も同様

スポンジで赤いプラグコードを塗りましたが、黒く汚れたスポンジを使うと黒い色が付いて落としにくいこともあるので、赤色や青色など黒色以外のゴム類を施工する場合は、汚れていないスポンジを使うようにしてください。

スポンジがしなるだけで潰れない力加減
吹きかけた部分を全て撫でます

フィンの部分はスポンジを無理やり突っ込んでも塗り残しができやすいので、柔らかい毛の歯ブラシを使ってブラッシングします。

やさしくブラッシングします
(これで隙間の汚れも落とせます)

もちろん反対側も同様に均しますが、これまでと同じことをするだけなので、以下、写真のコメント無しです。

すべて均し終わると、こうなります。

全体的に黒色がより黒くなって引き締まりました
塗った直後なのでテカリが残っています
こちらもテカリがあります
僅かですが塗ったスジ状の跡も見えます

乾かす

全体的にP8コートをキレイに均したら、時間を置いて少し乾かします。

30分、1時間程度で十分です。

ただ、1日とか1週間とか長時間そのままにしたからといって、P8コートによって素材が溶けるなどの心配はありません。

タオルで余分なP8コートを拭き取る

表面には汚れも含んだP8コートがたっぷり付いているので、タオルで除去します。

除去といっても、タオルで拭き取れるだけの余ったP8コートを除去します。

今回は新品の乾いたタオルを使います
スポンジと同様に撫でるように拭きます

拭きはじめはネバっと引っかかる感じがありますが、途中で急に軽く滑るような感触になります。

そうなれば拭き取り完了です。

除去できた汚れと余分なP8コートがタオルに付きます
指が入るところまで全て拭きます
段差は拭き残しやすいので指先や指の腹をうまく使います
竹串にタオルを巻いて
フィンなどの狭い隙間を丁寧に拭きます
隙間によってタオルの厚みを調整します

隙間が狭いときはタオルを二重に、隙間が少し広めのときはタオルを四重にしてから竹串を包む、などとタオルの厚みを調整して拭くようにしてください。

これで完成です
吹きかけた(塗った)直後に比べると、落ち着いた色になりました
奥まった細部までお手入れすることができました

P8コートを塗って乾かした後にタオルで拭きましたが、手や道具の届かない部分はタオル拭きできなくても、問題ありません。

極端な話、P8コートを吹きかけっぱなしでも問題無しです。

ただ、P8コートをかけっぱなしにした場合は、P8コートが浮き上がらせた汚れがそのままになるのと、乾いた後も少々ベタつくためホコリなどの汚れを寄せ付けやすいので、拭けるところはできるだけ拭いていただきたいです。

吹きかけた跡や垂れた跡も残りますしね。(跡が残っていても、後で拭けば跡は無くなるはず)

P8コートを施工しておくだけで、乗車して多少汚れたとしても、P8コートを含んだタオルで軽く拭くだけでも汚れが落ちやすく、お手入れが楽になります。

もしタオルで拭くだけでは落ちない汚れがあったら、P8コート吹きかけて同じように仕上げるか、スポンジや歯ブラシに少しP8コートを付けて撫でたり擦ったりするだけで、キレイになるはずです。

それでも落ちない汚れは…たぶんそこまで落ちないものはP8コートでは難しいのでピッチレスコートなどで対処することになります。

施工前後で差がよく分からないかもしれませんが、年月が経過すれば見た目だけでは分からないP8コートの保護膜の効果を実感できるはずです。

ただし、1度施工したら何年も持つようなことはありませんので、定期的にお手入れすることをオススメします。

今回の写真をよく見ると多少の塗り残しが見え隠れしてますが、気にしないでくださいw

あらためて…今回使ったのは「P8コート」

直ぐに使い始められるスポンジ等が付属します。

  • スポンジ(1個)
  • 竹串(1本)

<BASEの商品ページを見る>

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