施工後翌日まで臭いが残るワックスに出会った。使い続けるのはちょっと無理ですねw

お客様から「試しにこのワックスを使って洗車をしたらどうなる?」という洗車のご依頼というか、テストのご依頼がありました。

ご自身で普段お使いになりたいっぽい感じですw

他社ワックスを使った施工は承っていないので、あまり面識のないお客様だとお断りするのですが、長年お付き合いのあるお客様だったので、少し試してみようかと。

いきなりお客様のところで試すことはできないので、指定のワックスを購入して試しました。

実際に使ってみると、艶出しがメインの製品っぽいのでキズは埋まりませんでしたが、艶の感じとツルツルな感じは良いと思います。

そして、施工もそれなりに楽、塗りも拭き取りもしやすかったので、雑に施工してもキレイになってしまう感じでした。(雑な施工は何かと問題が起こりがちなので、できるなら丁寧にやりましょうw)

ちなみに、持ちについては長期間観察していないので分からないのと、ワックス類を評価するのに持ちはそれほど重要じゃないと考えているので、持ちについては言及なしです。

まあこれならそのお客様限定で使っても良いのかと思いましたが、問題が1つ。

臭いがキツイのでボンネット1枚と左前フェンダーを施工するので精一杯でしたw

鼻を突くようなケミカル臭ではなく、芳香剤によくある甘いココナッツのような臭い(ワックスなので例の成分の臭いが関係していそうな気がします)が強烈なので、大げさではなく頭痛が…

そして、使用したスポンジなどの道具にも臭いは残りますし、さらには施工面にもその臭い(薄っすら残る程度)が1〜2日残ったので、コレは使い続けることはできません。

このワックスの効果自体はいいものだと感じたのですけどね。とても惜しい。

ということをお客様にご報告いたしました。

そのお客様は匂い・臭いに敏感で無臭を好む人なので、たぶんこのワックスをお客様ご自信で使ったことは無いですねw

いずれクリーティングコートとの相性など他にも何かテストするかもしれないので、使ったスポンジとタオルはジップロック的なビニール袋に入れ、容器は中栓で封をして、さらにそれらを密閉容器に入れて保管しています。

いつか開封するときに、その臭いはどんなことになっているのか、恐怖ですw

自分では、今、世の中でどんな製品がよく使われているのか調べることはありません。

クリーティングコートの可能性を探ったり使い方を発信するのにもっと時間を使いたいので、それどころじゃないのですw

さまざまなワックスその他ケミカルや手法を試したいのは山々ですが、そこまで時間がとれないので仕方ありません。

なので、それらの製品については、解説サイトや動画がたくさんあるようなので、そちらをご覧くださいませ。

ファインマン先生のお話をまとめた書籍「困ります、ファインマンさん」にこんな話があります。

僕はボストンに残って摩擦測定のアルバイトをすることになった。クライスラー自動車会社が開発した特別なつや出し法が、ほかの方法よりどれだけ優れているかを測る、という仕事をおおせつかったのだ。(その結果そのスーパーフィニッシュなるもの、とりたてて騒ぐほど他の方法と変りはないことがわかった。)

引用:「困ります、ファインマンさん」 R.P.ファインマン 大貫昌子[訳] 岩波書店(P.29)

ファインマン先生が学生の頃、今から80年以上前の1930年代の話なので、その頃から艶を出す方法が研究、試行錯誤されていたんですね。

面白い。

さて、今も塗装やケミカルなどたくさんの製品が出てきては消えてを繰り返ておりますが、今後どのような素敵な製品が残るのか、楽しみでもあり、不安?でもあります。

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