紙を丸く切り抜く円切りカッター。どうしても必要だったので使ってみた。

紙を丸く切り抜くアイテムを使ってみました。

紙やダンボールを丸く切り抜くことは…これまで丸く切ろうと思ったことは全くといっていいほどなかったのですが、急に必要になりましてね。

中心に針の穴が開かないタイプ、薄物円切りカッターというものです。

円切りカッター

コンパス的なカッターだと中心に針の穴が開いてしまいますが、これは針の穴が開かないタイプのカッターです。

円切りカッター
やっぱり最初は「縁切り」で変換されましたねw
こんな格好してます
こんな裏側です
昔、想像というか空想で描かれた宇宙ステーションのような見た目
実は平らなネジを外して、「指で押さえて回転させる部分」を回転させれば
ニョキニョキっと針が出てきますので、針を中心にして切り出すこともできます
中心位置を決めるセンターゲージも付属してます
収納されてる替刃が5本、すでに本体にセットされてるもの1本、合計6本の刃が付属してます

薄い紙を切ってみる

刃を固定している端のネジを緩めて
刃先を出します
この微妙な調整はカッティングプロッタでもよくやりますね
半径を決めるために中心のネジを緩めて
▽の位置に目盛りを合わせたら
今回切り出す直径は68mm
紙の切りたい場所に置いて
紙を押さえつつ、中心がズレないように押さえて
刃をセットした部分に「時計回り」に回すように矢印が書いてありますので
枠を軽く押さえつけながら時計回り(右回り)にクルッと
回して
1周ちょい回します
切れた…と思います
歪みもズレもなくキレイに丸く切り抜けました
刃の切れ味も問題なし
カッター屋さんのものですから切れ味が悪いわけがありませんw

位置を指定して切ってみる

位置を決めて切ることもできるので、付属のセンターゲージを使って丸く印刷された部分を直径80mmで切り抜いてみます。

84mmの円を印刷した紙を用意
目盛りを80mmに合わせます
センターゲージの目盛りを円に合わせて置きます
ピッタリ中心には置けないのでだいたい合ってればいいかなと
つまみ部分を押すと下からポコっと出てくるので
ゲージ中央の空いている部分に当てて置きます
中心が決まりました
つまみを押さえつつ回す透明の部分を持ち上げてセンターゲージを抜き取ります

中心がズレないようにしっかり押さえていれば回す透明の部分を持ち上げなくてもよさそうですが、実際にやってみると位置がズレやすかったので持ち上げながらセンターゲージを抜くようにしました。

これであとは切るだけです
グルっと1周回せば
切り抜き完了
これだけキレイに切り抜ければ十分でしょう
0.数mmズレただけ

厚紙やコピー用紙複数枚を切り抜いてみた

ついでに厚紙や複数枚のコピー用紙を切り抜いてみましたが、普通にできました。

紙の厚みが増すので、紙1枚を切ったときよりも刃を出し気味に調整しています。

紙1枚の時より押さえつけて回しました
キレイに切れました
このくらいの厚みなら問題無さそうです
コピー用紙を5枚重ねて、厚紙と同じく少し強めに回しました
切り抜けました
押さえる力を強くしたので部分的にギザギザになってます

力をかけて(強く押さえつけて)切ると、エッジ部分にギザギザができるので、薄いものはまとめて切るより1枚ずつ切る方がキレイに切れそうです。

刃の向きを逆にすれば逆回転でも切れる?

時計回りでも反時計回りでも使いやすさはそれほど変わりませんが、刃の向きを逆にして切り抜いてみました。

結果、できなくはないけど止めたほうがいい、です。

時計回りの指示がありますので
刃は進行方向にセットしますが
刃を逆にして反時計回りに回して切ってみたことろ
刃をまっすぐセットしていても
回していくうちに刃が逃げてしまうので、刃を余計に出して切ることになります

刃が逃げることを考えて、時計回りのときより刃を出し気味にすれば切れないことはないですが、それでも切残しができたので、普通に時計回りで切る方がキレイに切れますね。

ということで、時計回りでいきましょう。

刃の角度が変わることによる切れやすさや切れ方への影響は、よく分かりませんw

切り過ぎないようにと刃を押し付ける力を抜いて切ると切り残しができる(半端に切れてしまう)ので、切る紙の厚さによって刃の出し方をうまく調整して試し切りしてから切ったほうがいいです。

また、切る紙が厚いときや小さいとき、切る場所が滑りやすいときは、切る紙も一緒に回ってしまうので、中心を押さえる方の指で紙も押さえるか、紙をテープなどで固定して切った方が切りやすかったです。

あとは、慣れですw

おかげさまで、今回このカッターが必要になった件は解決しました。

めでたしめでたし。

白い場所に透明な丸いステッカーを貼る予定なので、その下地になる濃色のマーキングフィルムを切るためにも使うことにします。

それにしても、文房具のことを知らなさ過ぎるおかげで、新しい文房具に出会えるのが楽しいですw

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