癖のあるオライリー本。今も手元にありますが相変わらずです。

また本の話です。

プログラミングをしたりコンピュータ関連の仕事をしている人は読んだことがあるかもしれません。

オライリー(日本ではオライリー・ジャパン)という会社が出している本です。

初めて手にしたのは2000年頃に読んだ「ファイアウォール構築」というやつで、恐ろしく分厚く重く高価で、色々な意味で読みごたえのある本でした。

O'Reilly Japan -- Catalog -- ファイアウォール構築

5,000円超えで500ページ以上。

紙質も厚めだったので、より分厚かった記憶があります。

会社勤めをしていたとき、社内でファイアウォールを構築する担当者になったことで、すぐに頭に入れないといけなかったので必死に読んでおりましたが、内容もハードでなかなか読み終わりませんでした。

それに、英語(たぶん)で書かれたものを翻訳した本なので、日本語なのに意味が分からないことは多かったです。

意味が分からなくても技術的な話がある程度分かる人なら理解できたのかもしれませんが、初めて学ぶことが多かった当時は厳しかったですね。

この本に書かれていたかは覚えてませんが、英語圏(たぶん)のジョークが書かれていることもあって、そのジョークが何を言ってるのかサッパリなことも…

解説を読み進めるにはジョークが分からなくても問題ないので、調べずそのままスルーでしたけど(笑)

日本語のはずなのに理解し難いことや、言い回しがクドいこともあるので、まわりには嫌いな人もいました。

手元にある「SQL HACKS」の「はじめに」の出だしがこんな感じですから。

時々、自分の専門以外の分野に挑戦しなければならないことがある。例えば、自動車のメンテナンスやガーデニングのようなものだ。どちらも少しはできるのだが、専門家ではない。そのため、克服できない問題に引っかかることもある。例えば、手持ちのスパナが使えないボルトや、まったく動かせない木の根のようなものだ。自分で作業することをあきらめて専門家を雇うと、さすがだと感心することになるだろう。その機械工は20本のスパナを持っており、どれが使えるのかということがわかっている。また、道具の使用法も知っている。手も足も出ずに頭を掻いている、などということはない。木の根を取り除く方法は五指に余るほど知っており、最低限の労力で済む方法を判断しているところだ。もし読者が作業用の20本のスパナを持っている機械工のような人だったら、そのまま本書のHackがコレクションに加わるだろう。ボルトを取り除くということは、単に仕事のスタートでしかない。作業が実際に始まってからボルトを抜くのは一度なのだ。本書のテクニックによってツールキットに多くの道具を加え、新たな問題や興味をそそる問題、そして難しい問題を解決するために、自信を持ってデータベースとSQLを利用できるようになってほしい。

SQL HACKS はじめに

この本は分からないことがあったら調べる「リファレンス本」なこともあって、文章短めでSQL文メインなので、「はじめに」のような言い回しのくどさはほぼ無いです。

↑の本は今は使ってませんが、何だかオライリー本を読んでいたり机に積まれているのを見ると、「やってる感」「デキる感」が出てカッコつけることも出来たので、少々値のはる本ですがよく使ってました(笑)

表紙に虫とか鳥とか動物の絵が書いてあるので、前職の社内ではDNS関係の本は「バッタ本」なんて呼ばれたりして、ずっと身近にあった本です。

でも今は、この本を読み始めた当時よりWebにある情報が増えて信用できる新しい情報も多くあります。

それに、内容によってはまたたく間に古い情報になってしまうので、ますます本から遠ざかりそうです。

それでも、この解説分かりやすい!って本にもたまに出会うので、これからも使っていくつもりです。

今もAmazonのカート内にオライリー本が2冊入っています(笑)

中にはかなり癖のある本もありますが、もしよかったら読んでみてください。

昨日のブログでは大量の本を発注するか悩んでましたが、結局2冊だけ発注して、今日届きました!

たった2冊だけですが、難しくて時間の掛かりそうな初めてのジャンルの本を厳選したので、1ヶ月は余裕で持ちますね。

先ほど1時間かけて20ページ読みましたが、半分以上理解出来なかった…

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