お客さまの思い出がたっぷり詰まった車やバイクを、綺麗にお手入れさせてもらうことがよくあります。
一昨日も、そんな仕事をさせてもらいました。
久しぶりに出会った素敵な状態で、手こずる部分もありましたが、納得のいく綺麗な状態になった…でしょう。
水洗いの終わったバケツの水を捨てるときに、底にたっぷりの泥が溜まっているくらい素敵な状態だったということですね。
同行した講習の受講者さんも少し引いてましたw
ただ、こういった仕事をしているときに気になってしまうのが、そこまで綺麗にしていいものかどうかということです。
綺麗にお手入れしなければならない洗車の仕事なのにおかしな話なんですけどね。
例えば、どこか出かけた先で駐車場のポールにちょっと擦って跡がついているものを、普通ならサッパリ綺麗にしてしまいたいところですが、「その傷や跡はあの時の思い出だからそのままにしておいて」という人もいるかもしれない。
実際に、ボンネットに入った傷はあの時の思い出だから修理はしない、というお客さまもいます。
犬や猫を乗せる車の場合は、抜けた毛がシートに付いていたり窓の内側に鼻や舐めた跡が付いていることもあるので、同じく綺麗に取り除きたくなりますが、以前一緒に暮らしていた犬や猫のものなら、それも思い出だったりします。(すごいよく分かる…)
そういった傷、跡、汚れを本当は綺麗にしたくないけど、そんなことばかり言ってられないから泣く泣く綺麗にしてもらう、という話を聞くことがありました。
そういうことまで考えてしまうと、この仕事はやりにくくなってしまいますねw
そこまで考えたほうがいいのか、考えないほうがいいのか、洗車の仕事も、実は難しいものなのかもしれないです。
大昔、超能力的なことを扱ったテレビ番組の中で、モノを触ってそこから思念を感じ取る人が出演してたような覚えがありますが、そんな能力を持つ人がお客さまの車やバイクを触ったら大変なことになりそうです。
そんな特殊な能力を持っていなくて良かったですよ。ホントにw
さてと、やはり夜は変なことが頭の中をめぐるので、よくわからないことはもう考えずにさっさと寝ます!
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