【洗車Biz】ツナギの選び方

洗車ビジネスを始めるにあたり、
講習時から必要になるのがツナギですが、
ツナギの選び方、ご存知ですか?

ご存じない方のために、
洗車ビジネスに必要なツナギの選び方をご説明しましょう!

自分の好きな色、会社のカラーに合った色を選ぶ!

自分の好きな色、会社のカラーに合った色を選びましょう。
当たり前ですね。

洗車の時以外、チラシまきの時も、ツナギを着てやるのが一番です。
声を掛けてもらいやすいからですね。

できれば明るい色のツナギを着ている方が、
良い印象を持たれやすく、声を掛けやすいようです。

ですから、可能なら、明るめの色をオススメします。

夏は涼しげな寒色系、冬は暖かそうな暖色系を選ぶのもアリです。

色々なツナギをプリントできます!

意外と重要な襟の形

普通の襟と立ち襟があります。

立ち襟は、意外と夏は暑いです。そして冬は寒いです。

普通の襟は、夏は開襟にできるので比較的涼しく、冬は立てれば暖かくなります。

オレンジ色のツナギが立ち襟、青色ツナギが普通の襟です。

ツナギの立ち襟と普通の襟

袖についたペン差しはとっても重宝!

私たちの仕上げは、完全手掛け仕上げです。

ちょっとした小さな道具を使って仕上げることが多くあります。

竹串や歯ブラシがそうです。

小さいけど重要な道具は、時々使いますから、肌身離さず持っていないといけません。

そんな時に役立つのが、袖についたペン差しです。
いつでも道具を抜けます。

結構重要なペン差し

※胸ポケットにも付いていることがありますが、
 それだけでは足りません。

ペン差しには、ボールペンの他、竹串や何種類もの歯ブラシ、
中には、ペン型ライトを差す人もいます。

ですから、袖にペン差しが付いたツナギを選んでください。

中には、ペンが1~2本しか差せないものもありますから、
あまり小さなものではなく、
ボールペン、竹串、歯ブラシ2~3本が差さるペン差しが付いたものを選んでください。

また、ペン差しの深さも重要で、
前かがみになっただけで抜け落ちてしまうような浅いもの、
口が広すぎるものは避けた方がいいでしょう。

上の写真のように、ペンがシッカリ刺さりクリップが挟まるくらいの深さがイイですね。

胸ポケットは絶対コレ!

手掛け仕上げとなると、時々、ボディに密着して仕上げないといけないことがあります。
屋根などの仕上げ時です。

そんな時、胸ポケットがボディに当たることもあります。

胸ポケットに、ファスナーや金属ボタンが付いていたらどうなるでしょう?

当然に傷の原因になります。

ですから、胸ポケットは、ファスナーが付いていない、
できればフラップ(マジックテープが付いたフタ)が付いたものを選んでください。

胸ポケットのフラップは重宝します

フラップが付いていれば、ポケットの中身が落ちることが無いですからね。

ですが、このフラップにも、金属ボタンなどが付いていたらいけませんよ。

ファスナー式の胸ポケットでも
フラップなどで隠れるような仕組みになっていれば比較的大丈夫でしょうが、
できれば、傷の原因になるファスナーやボタンが付いていない
マジックテープで止めるタイプがいいですね。

胸ポケットのフラップを開けるとマジックテープ

※胸ポケットに固い物を入れたまま仕上げをすると、
 元も子もありませんのでご注意ください。

袖もできればこれがイイ

春秋物、冬物のツナギは長袖です。

長袖ツナギの袖口

この袖口、めくれるようになっていますが、袖口を止めるのに金具やボタンが付いているものがあります。
これも、傷の原因ですね。

袖口もマジックテープにしましょう。

長袖ツナギの袖口がマジックテープ

チャックは隠す!

ツナギにはフロントにチャックが付いています。

このチャック、胸ポケットと同じく、むき出しだと傷の原因になります。
いくらナイロン製のファスナーだからといっても、
傷が入らないとは限りません。

ですから、ファスナーの引き手(引っ張るつまみの部分)まで隠れるような仕組みのツナギを選んでください。

ファスナーは隠す!

チャックを隠すとこんな感じ。いいでしょ?

チャックが隠れるとこうなります

とにかく金属や固いものを除外する!

袖口や後ろポケットのボタン、ウエスト部分を絞るDカン金具など、
傷の原因になる金属や固いものが付いていないツナギを選んでください。

生地の種類でプリントが見難くなる?!

生地には色々種類があります。

一般的な生地は、こんな感じ。

一般的な生地(1) 夏物
一般的な生地(2) 夏物
一般的な生地(3) 冬物

上2つは夏物の生地。下のオレンジ色の生地は冬物。

素材は綿100%、ポリエステルと綿の混紡、ポリエステル100%。
中には撥水加工されたものもあるようですね。

織り方の違いですが、
凸凹した生地もあります。こんな感じです。

凸凹生地のツナギ

一般的な生地であれば、ほとんどプリントできました。
(撥水素材は2例ほどしかやったことがありません)

混紡でも生地が透け難く(昇華し難く)プリントすることができました。

ですが、上でご紹介した凸凹生地は、手こずりました。

デコボコのお陰でうまくプリントが密着せず、生地が透けてしまったからです。

小さなアイロンで仕上げているため、圧が掛かりにくいこともあるでしょうね。

また、フェルトのような起毛生地もうまくプリントできません。

ですから、勝手ではございますが、
できるだけ一般的な生地のツナギを選ぶようにお願いしています。

結局は、シンプルなツナギが一番使いやすい。

カーゴパンツのように脚の部分にポケットが付いていたり、
腰に携帯電話入れが付いていたり、腰からカラビナがぶら下がっていたり、
色々とありますが、結局はシンプルなツナギが一番使いやすいので、
できるだけシンプルなツナギを選んでください。

比較的簡単に取り除ければ取りますが、どうしようもないものは
どうしようもないんです。

簡単に取り除ければいいですが…

自分たちが使うツナギが、
何をするためのものなのかを考えれば、答えは簡単ですね!

ツナギのプリント依頼

ツナギのプリントを依頼されたとき、ツナギを送っていただくのですが、
金属ボタン等が付いたツナギが送られてくることがあります。

ほとんどの場合は大丈夫なのですが、あまりにも目に余るツナギの場合は、
上のツナギ選びの基準をもう一度お伝えした上で
あたらめて送ってもらうようにしています。

もし、そんなツナギで洗車ビジネスを始めて、
万が一お客様の車に傷を入れてしまったら、お客様からの信頼は無くなります。

洗車のことをよく知らないお客様であっても、そんなツナギを見たら不安です。
あなたの印象は悪くなるだけです。

ですから、ツナギ選びはシッカリと!

本格的にツナギを着て洗車をされる方、ご参考にしてください!

調べてみるとよく分かりますが、
なかなか思い通りのツナギ、見つからないのです。
そんな時はオーダーするしか無いのでしょうかね…

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