(相談)ピッチレスコートはボディが乾いた状態で使うのですか?
数日前に頂きました。
ワックス全般のお話ですが、ワックスによっては乾いた状態で塗る、濡れた状態でスプレーする、などがあります。
それを守らないと、キズや塗りムラになって、思うような結果が出ないとか、作業しにくいことがあるはずです。
はず。
たぶんね。
では、クリーティングコートはどうなのか。
お答えとしては、
ピッチレスコートをはじめとしたクリーティングコートは乾いた状態で使う
です。
だから、ピッチレスコートも窓ガラスコートも、水洗いで落ちる汚れを落とした後、乾いてから使ってください。
P8コートを使う時も、タイヤや樹脂パーツが濡れた状態だとキレイに仕上がりませんので、しっかり水滴を拭き取って乾いてから使いましょう。
P113は、シートの汚れ落としをする時は、濡れたタオルで拭いた上から使うこともあります。
シートを濡れたタオルで拭くと、表面に細かい水滴が付くこともあるし、少しシートの素材が湿ることもあります。
でも、その上から使うことは、ぜんぜん問題ナシです。
ただし、あまりにも水滴が付いている時は、P113が水で薄まり効果が落ちるので、水分は拭けるだけ拭いて使いましょう。
ガラスコートも、基本は乾いた状態で使ってもらうほうが、効果も施工のしやすさも変わりますが、どうしても拭き取れない水滴が僅かに残っている状態なら、問題なし。
P113と同じく、あまりにも水滴の量が多いと、水で薄まって効果も落ちて、乾くまでに時間がかかるので、作業性は悪くなります。
…でも、ピッチレスコートを濡れた上から使ってなかったっけ??
はい、あえて濡らした状態で使ってますね。
簡単な解説は、過去に書いた下記記事でどうぞ。

これは、全くと言っていいほどスベらないボディに、スベる質感を与えて作業をしやすくする方法です。
水の力を使ってスポンジを滑りやすくさせて、同時に、ピッチレスコートの極薄い層を作るのです。
こうすることで、スポンジを滑らせた後のボディは、タオルもよくスベルようになります。
スベルようになると水滴も吸い取りやすくなりますから、作業性がアップしますよね。
素早くできるので、楽々なんですよ(^^)
ただし、
この方法では、キズ消し(埋め)、汚れ落とし、艶出しはできません
表面に薄いピッチレスコートの層を作っているだけですから。
極わずかなツヤは出るかもしれませんが、ホントわずかですね。
だから、キズ消し、汚れ落とし、艶出しをしっかりやるなら、簿が水で濡れていない乾いた状態で使いましょう!
最後にもう一度。
基本は、乾いた状態で使うこと
です。
また皆さんに参考になりそうな質問・相談を頂いたら、このブログでお答えしていきます。
それではまたお会いしましょう!